中小企業 medium and small companies 2005 6 16

 中小企業が、大企業になるには、「大きな壁」があります。
それは、大量の注文をさばききれないことです。
 メーカーだったら、注文に生産が追いつかず、
小売だったら、人気商品が確保できず、品切れとなってしまう。
 ヘラクレス市場(株式市場)は、大変、魅力ある市場ですが、
その魅力故に、注文が殺到して、パンクしています。
 たとえば、こんな悩みが、個人投資家にはあるでしょう。
9時00分から9時20分ぐらいまでは、
注文の訂正をしても、長らく「訂正中」となってしまい、
「訂正済み」となった頃には、もう株価が急騰している。
 あるいは、急に人気が出た商品(つまり銘柄)の場合、
まだ、十分な売り物(売り板)があるので、
「これは、行ける」と思って、注文を出す。
注文を出してから、20秒後も30秒後も、まだ売り板が残っている。
「これなら、買えた」と思っても、実際には、買えていない。
 これは、板情報の表示が遅れていて、
今、見ている板情報は、数十秒前の過去の情報だからです。
 ヘラクレス市場は、大変、魅力ある市場ですが、
こうしたことになってしまうのは、誠に残念です。
 やはり、中小企業が、大企業になるには、「大きな壁」があります。
それでも、大阪市場の発展を祈らざるを得ません。
大阪が元気にならないと、日本経済の真の復活とは言えないでしょう。

































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